徒然なるままに 日くらしパソコンに向ひて 心にうつりゆくよしなし事を そこはかとなく書きつくるブログです(大嘘)

老ヒヲ感ズル初詣

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いつの間にか年が明けて2019年になってました。明けおめことよろです🎉お正月といえばお年玉!皆様はお年玉貰いましたか?私は不当にも、お年玉を貰えませんでした。大学生になったからですって。そんなの酷いですよね。これだから大人は……

そんな暗い気持ちを吹き飛ばすためにも、今年の初詣は伊勢神宮へ行きました!なんだかご利益がありそうでしょう?

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晦日から元旦にかけて終夜運転してくれる近鉄さん。いつも奈良方面でお世話になってます。2019年も宜しくお願いします。深夜3時前京都駅発の特急に乗っていざ伊勢へ

外宮最寄り駅である伊勢市駅には5時前到着

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近鉄線とJR線が乗り入れる立派な駅舎。ただ、御手洗いが少ないため、女子トイレがとても混雑。

駅舎を出ると目の前に外宮参道。整備されていて、歩きやすい。道幅広くてよい。そういえば、駅舎の広場にある木製鳥居は2013年の式年遷宮の時に設置されたものらしい。勝手に外宮の一の鳥居かと思ってました。

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雰囲気ある鳥居。5、6年前に設置された新しい鳥居という感じはあまりしない。

元旦早朝の伊勢市内の気温は0℃。厚着して行ったのに寒い。境内に入ると凍える参拝者に外宮さんから嬉しいお心遣いが。

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懐かしのキャンプファイヤー(違)

遠赤外線で内臓までじっくり火が通る。暖かい。元気になったので、みんなで手を繋いでマイムマイムでも踊りたかった。

一の鳥居、ニの鳥居をくぐりながら、てくてく歩いて外宮の心臓部、豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)を祀る御正宮へ。その道中に流星を目撃!しぶんぎ座流星群のものかもしれない。なんとなくめでたい。

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基本的に、境内という神聖な場所でバシャバシャ写真なんて撮るものではないが、私はこういう性分なので致し方あるまい。そうは言っても、このように御正宮を撮るのは本格的にバチが当たりそう……。いや、豊受大御神は食事を司る御饌都神(ミケツカミ)!なんとなく温厚そうである!神罰を恐れて何ができる!(ごめんなさいごめんなs…)

お参りを終えたところで同行していた母上が、「あんた文学部なんやから解説ぐらいしーや」「パワースポットなんやろ、この辺とかなんかあるんちゃうん?」なとど突如仰る。雑すぎる無茶振りに震えながらも、どこかで聞いたような聞いていないような話を誇張しながら奏上すると、母上「へーーー。」と興味なさげ。

なんじゃそれ  文学部ハラスメントで訴えようか

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気を取り直して別宮を巡る。まずは風宮(カゼノミヤ)へ。別に農家ではないので、風雨を司るこちらの御祭神にお参りする義理もないように思うが、それを言い出したらキリがないのでこの際、気にしない。

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続いて土宮(ツチノミヤ)へ。何故か東向きに建てられていて妙な感じ。その理由は適当に調べただけだとよく分からなかったので有識の方、教えて下さい。

ネット上で土宮関連のサイトを漁っていると面白いサイトを発見。曰はく、風宮と土宮はよく順序を考えてから参拝する方が良いと。

土宮→風宮だと"地に足つけたまま追い風に乗れる力"を手助けして頂け、風宮→土宮だと"余計なものを風で取っ払った後、地に根を張る力"を助けてもらえるらしい。でも後者って、よくよく考えると全く前進してないんスよね…。私の2019年どうなることやら…。

いや、大丈夫!私、都合の悪いことは信じない!ソースも明記されてなかったので、私のなかでは都市伝説扱いにします (笑)

こちらのサイトです。一応。

伊勢神宮外宮の土宮と風宮の参拝方法】https://gamp.ameblo.jp/kamisama-iyashitai/entry-12135096977.html

さてさて、外宮にある4つの別宮のなかでは最も位の高い多賀宮へ。98段の石段を上って参拝。

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多賀宮では豊受大御神の荒御魂(アラミタマ)が祀られるため、個人的なお願いは、御正宮ではなく、こちらでしましょうというのが一般的なセオリーではあるが、何でそうなるのかよくわからない。なんなら荒御魂の説明もよくわからない。「神々の荒々しい魂だからパワーがある→願い事も叶いやすい」って…。わかるようなわからんような…。

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多賀宮への石段の途中に一つ飛び出た石がある。地蔵石と呼ばれる石でパワースポットとされているらしい。地蔵に見えるから地蔵石という由来らしいが、これ地蔵か………?私は全くそういった類いの霊力を感じられない体質なので、地蔵なのか達磨なのか哺乳瓶🍼なのか茄子🍆なのか、よくわからなかった。

地蔵石の流れで外宮のパワースポット(とされるスポット)をいくつか紹介

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亀石。境内の水路にかかる橋として、数えきれない人間に甲羅を踏まれてきた憐れな亀。

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亀と言われれば亀。言われなければただの岩。一説では高倉山古墳(外宮敷地内にある東海地方最大の円墳,ヤマト王権に関係するとされる)の入り口の岩だとするらしいが、入り口剥がして橋にするっていうのもなんだかなぁ…

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こちらが三ツ石。式年遷宮の折に神官達を清めるお祓いが行われる場所らしい。結界の上から手をかざすと熱を感じるという最強パワースポットらしいが、「無礼者!熱は神の怒りだ!」とする有識者もいて混沌。ただただカオス。

6時前に外宮を辞して内宮へ向かう。バスに乗るつもりだったが、最凶母上の気まぐれから歩いて行くことに。その距離5.5㎞。泣きそうになりながら黙々と歩く。

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御木本道路(ミキモトドウロ,真珠王のミキモトに由来。外宮内宮を最短で結ぶ道路)を40分ぐらい歩くと猿田彦神社がみえる。伊勢参りの前に参拝するのが良いとされているらしいが、時間がなかったのでスルー。

何をそんなに急いでいるかというと、どうしても内宮で御来光を拝したかったためである。この日の日の出時刻は6時59分。早歩きで内宮宇治橋周辺を目指す。

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夜明けが近いおかげ横丁。もう宇治橋は目と鼻の先。間に合うかなぁ……。変な汗かきながら、おかげ横丁を爆走。f:id:milk-doughnut:20190101213214j:image

なんとか日の出前に御来光スポットに到着。

なんということでしょう…。人がゴミのようです…。

なんとか角度を考えながら、場所を探す。

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なんとか場所確保で候。

7時30頃、神路山から昇る御来光を拝す。確かに眩しい。

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御来光見れたので、いざ内宮の境内へ。手水舎を通って五十鈴川へ。

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八咫烏(ヤタガラス)かなと思ったのでパチリ。一瞬3本足に見えたけど、よくよく見たら普通のカラス。f:id:milk-doughnut:20190103143817j:image

五十鈴川で穢れを落としたら御正宮を目指してレッツゴー。

レッツゴーしてすぐに、二の鳥居周辺の警備員が「この後、★§#▲ですから右側に♪@#●して下さい~!」と叫んでいる。

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何がなんやらわからないまま、みんな右に寄って大人しく待つ。

数分後、神官らしき人たちが、ぞろぞろと御正宮方面から行進してこられる。

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儀式をしていたらしいけれど、毎朝しているものなのか、元旦の朝にするものなのかは不明。調べるのも面倒さかったんです。すみません

暫く進むと、御正宮に向かうお馬さんに遭遇。毎月1のつく日は神馬が神様の前に参上するんですよ、と解説されてる警備員のおじ様もいたので、そういうものなのかもしれない。

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「馬が暴れるので下がって下さーい」と言う警備員の案内を真に受けて、ビビりながらカメラを構えるも、さすがお伊勢さんの神馬。優雅で大人しい。俗な参拝客には見向きもせずに粛々と御厩(ミウマヤ)に帰っていった。

やっとこさ、御正宮。いや人多いなぁ!

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天照大御神を祀る御正宮。8時過ぎなのに結構賑わってる。結局参拝するまで15分ぐらい並び、体の芯の芯まで冷えきる。じっとしてるとダメですね。すぐに冷えちゃう。

その後、別宮巡りもほどほどにしてとっとと帰る。段々混んでくるので急いで帰る。おかげ横丁で名物の伊勢うどんを食べる。讃岐うどん派の私は、柔らかい伊勢うどんがあまり好きではなかったのだが、老化のせいだろうか、あれぐらい太くて柔らかいほうが歯に優しくていい。
近鉄五十鈴川駅までの1.4㎞を意識朦朧となりながら歩き、鵜方駅を目指す。

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伊勢志摩ライナーに乗車。

鳥羽駅付近からは伊勢湾が見える。
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サロンカーなる少し上等の席に乗せてもらえたので快適快適(料金は普通車両と同額らしい)。伊勢うどんを食べてお腹いっぱい、眠気もピークだったのでしっかり寝てしまいました。

鵜方駅からバスに乗って伊勢志摩スペイン村へ。こちらでは、ひまわりの湯なる名湯に浸かることができる。老いた身に染みるアルカリ性の若干ぬるめの湯。オーシャンビューの露天風呂が最高です。

疲れてきたのでこの辺で筆を置くとして、皆様にも伊勢神宮のご利益届けられたでしょうか。

皆様、本年も宜しくお願いします。寒いのでご自愛ください。