2019春 東京
5月17日、東京へ。新幹線自由席で駅弁を食すも、あまり箸進まず。窓側に座っておられた上品なマダムが頻繁にお花を摘みに行かれ、それに合わせて立ったり座ったりの運動を十数回繰り返す。そしたら何故か太腿の裏が吊る。しばらく立ち上がれず、マダムに多大なる御迷惑をお掛けする。五体投地して陳謝。
パンダ公には今回も拝謁できず。ぬいぐるみにご挨拶してこれを代わりとする。写真、若干気色悪いが、生まれたてのシャンシャンを再現しているそう。キモさが絶妙の塩梅。
東京国立博物館「東寺展」長蛇の列。実家が東寺の横なのに来た。自分でも何でここまで来たのかよくわからなかった。展示を鑑賞し終えて、人混みから解放され、一息ついてから考えてみても、なんで行ったのかよくわからなかった。なのに気づいたら、図録代を握りしめてレジ向かってた。愚愚愚。後日、東寺境内のお土産ショップで図録が販売されてるのを見つけてheartbreak。愚。
今回の目玉企画でもある帝釈天像撮影コーナーでの戦果。なんと撮れたのこれ一枚限り。馬鹿野郎め!入場料だって安くなかったんだぞ!真面目にやれ!
東京都美術館「クリムト展」満喫。ムンク展の5倍はよい。お値段以上、コスパ良し。官能的な作品多く、煩悩滅却し鑑賞する。館内の照明も絨毯もムーディー。クリムト先生の興味が年月を経て、単なる女性美から生命の神秘性に移っていったことがよくわかる展示内容。
生後2ヶ月で逝ってしまった息子の死に顔のスケッチが印象に残る。顔の描きぶりと反比例する布の模写の乱雑さ。死に顔への執着にうっすら狂気を感じて苦笑い。
国立新美術館「ウィーン・モダン展」のために未開の地六本木へ。足震えたよね。どうしよわたし、六本木のドレスコード守れてる?怖い。美術館はとても綺麗。駅直結でアクセスもすこぶるよい。クリムトの作品もかなりの数展示されていて「クリムト展」をよく補う。
撮影可能スペースでの戦果もいい感じ。絵画作品だけでなく、服飾、調度品も展示。当時の華やかな暮らしぶりに心馳せて満喫。地下の飲食スペースでトマトパスタを頂く。座席かなり混雑しており、マダムグループに相席を賜る。お優しい方々だったが、とてもここには書けないようなえげつい内容のお話をなさっておられたので、冷や汗だらだら。盗み聞きするつもりは毛頭ないが聞こえてきてしまう。早々に六本木を辞す。やはりギロッポンは恐ろしいところであった。
続いて静嘉堂文庫へ。曜変天目を見に行く。これにて、いちおう現存する天目茶碗、三碗を制覇。
こう見ると、藤田美術館所蔵の天目茶碗の模様が最も派手。やっぱり素人目には一番綺麗な天目に見える。静嘉堂文庫のは藤田よりもやや控えめで上品なうねり方。これちょっと写真写りいいですね。実物はこんなに光ってなかったです。大徳寺のは渋すぎ。わたしにはまだ早すぎた。
ずっと放置してたものを10月になってようやく書く気になりました。その間に成人しました。お酒、美味しいですね。switchも買いました。正倉院展も始まって、本格的に秋になりましたね。。来月からは京都文化財特別公開が始まりますが、バイトクビ(本当にクビ)になったので今回お金ないんですよね。なんとかしないと。。明け方が冷え込みだしたので、皆様も体調気をつけてください。私は今朝から熱っぽいです。原因は昨日寝酒して体温上がったので布団蹴り倒して寝てたからです。お気をつけください。 おしまい